スポーツツーリズムをきっかけに地方創生に興味をもち活動している、大城あしか(@417ena)です。
スポーツ好きの私は、高校野球についての記事を以前書きました。
去年のセンバツの記事ですけど…。
目次
第100回記念大会だった高校野球
第100回記念大会だった高校野球、さまざまな名勝負がありました。
一番印象に残ったのは、決勝戦で惜しくも敗れた、秋田県立金足農業高校の快進撃ではないでしょうか。
秋田県代表が決勝に進出するのは、第1回大会以来なんと103年ぶりとのことです。
金足農業高校の球児たちが繰り広げた熱戦で、秋田県が注目を浴びました。この流れも地方創生につながるひとつであると思うのです。
秋田県が取り組む地方創生に注目
東京一極集中を是正すべく地方部の人口減少、雇用の促進を目的とした地域活性化を目指す、アベノミクスの一環である地方創生。
秋田県の地域特色を活かしたユニークな取り組みを、地方創生特区である仙北市を筆頭に紹介します。
地方創生特区の秋田県仙北市
第二次安倍政権の国家戦略特区の2次指定として、2015年3月に仙台市、愛知県と共に秋田県仙北市が地方創生特区として指定されました。
地方創生特区とは、日本経済の復活を期待されている「志の高い、やる気のある地方の自治体」とも言えるでしょう。
地域の特色を活かした地方創生の取り組み
秋田県仙北市は、かつて秋田杉で栄えた土地であり面積の8割を占めている林業地域です。
そのうち6割の国有林を民間に利用してもらう際の規制緩和を通じて、衰退している林業の復興に取り組んでいます。
他には温泉やスキー場、武家屋敷が連なる「みちのく小京都」が有名な観光地でもあります。
医療農林ツーリズムの取り組み
これらの仙北市が誇る観光地の特色を用いた地方創生の取り組みに「医療農林ツーリズム」が挙げられます。
農林業を最大限有効に活用すべく、ハンガリー産まれの高級豚を大地に放牧して、上質な生ハムを生産し、田沢湖周辺を生ハムの一大産地にするプランも上がっています。
観光によって農村に触れてもらう、グリーンツーリズムにも繋がります。
地方創生による外国人医師の規制緩和
国内では、外国人医師の医療行為が認められていませんが、仙北市は特区としての規制緩和を生かして外国人医師の診療が可能になりました。
さらに、湯治として有名な玉川温泉を活用した温泉療法を通じて、国内外からの医療ツーリズムとしての観光客や外国人医師を招き入れたい意向です。
北秋田エリアの取り組み
2016年度に大館市をはじめとする北秋田エリアの自治体が、一般社団法人秋田犬ツーリズムが設立されました。
まず、秋田犬ですが「あきたいぬ」と読みます。温和な性格かつ忠誠心が強く、大変人気のある犬種です。日本犬ではじめて国の天然記念物に指定されました。
秋田犬ツーリズム
秋田犬は「もふもふ」とした愛らしさが世界的にも人気を得ており、海外のファンが増えています。
秋田犬誕生の地で、観光を楽しみながら秋田犬とふれあうことができる秋田犬ツーリズムの周遊プランの取り組みが人気を博しています。
まとめ
秋田県は、仙北市が推進している医療農林ツーリズムを中心に北秋田エリアの秋田犬ツーリズムなど、観光客の獲得を目的としたユニークな取り組みをおこなっています。
今後も地方創生特区ならではといった、優位性を活かした秋田の地方創生に期待が高まります。