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脱サラしてフリーランスになったら社長と呼ばれるようになった

脱サラしてフリーランスになったら社長と呼ばれるようになった

2017年3月15日
エッセイ
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社長?

2016年1月からフリーランスのライターとして活動している大城あしか(@417ena)です。フリーになったことを友人たちに報告をすると「社長!」と呼ばれるようになりました。

開業しても社長じゃない

フリーランスになったとはいえ、仕事がなければ無職同然です。

また、開業届を提出して自営業として仕事を始めたとしても社長ではないんです。フリーランスや自営業は「会社」じゃないですからね。

そんなことは分かっていながらも、「独立や起業をしたんだから社長じゃん」と言います。

社長と呼ばれると複雑

でもやっぱり「社長」と呼ばれると、嬉しい気持ちにもなります。その反面なんだか恥ずかしい気持ちにもなります。

だって、本当は社長じゃないですからね。

なんか、社長のつもりになっていい気になってる。とか、社長って呼ばれて調子乗ってるなって思われたくないという意識がでてきちゃうんです。

思われたくないというよりも、自分自身がそう思ってしまうんです。

会社員時代を思い出す

20代の会社員時代、編集の仕事をしていた頃に担当しているクライアントさん数名が個人事業主さんでした。

当時の上司から「相手が会社の社長だろうが、事業主だろうが『社長』と呼びなさい」と教わりました。

上司が言うには、「社長と呼ばれてイヤな思いをする人はいないだろう」ということでした。

そして「もし、本当は社長なのに○○さんと呼ばれて、気分を悪くする人だっているんだ」と教えてもらいました。

私は「確かにそうだろうな」と思って、教えのとおりにしていました。

社長じゃないからと言われる

仕事にも慣れてきて、クライアントである個人事業の店主さんと仲良くなりました。

商談に入る前に雑談をするようになったのですが、ある日「社長って呼ばなくていいですよ。僕は社長じゃないんで」と言うんです。

私は「スミマセン、確かにそうですよね。社長さんじゃないですから」など、当然言えるはずもなく「そうおっしゃいますけど、ご自分でお仕事をされていらっしゃるので社長さんですよ」と言ったことを思い出しました。

その頃クライアントさんの気持ちがあまり分からなかったのですが、同じ立場になってようやく分かるようになりました。

社長を目指して

フリーで活動するようになって、ひとりのメリットとデメリットの両方を感じています。

メリットはひとりで作業をするので仕事を選ぶことができることです。一方、ひとりで作業をするので、受注できる仕事に限りがあるのはデメリットですね。

あとフリーランスは社会的信用が圧倒的に低いということです。そして、会社という後ろ盾がないので、すべては自分の責任となります。

せっかく独立したのですから、ゆくゆくはビジネスモデルを確立させて会社を設立することを目標にしています。

最近は「社長じゃん!」と言われたら、「社長になれるように頑張ってるよ」と返答するようにしています。

まとめ

今回はフリーランスになったら社長と呼ばれるようになった話を書きました。

でも最近はあまり社長と呼ばれることはなくなってきました。その代わり、「早く社長になっておごってよ」と言われるようになりました。

君たちにおごるために独立したんじゃないよ!でも、早くおごれるようになりたい…。