フリーランサーや個人事業主が開業をする場合、まずはSOHOでおこなうといった場合に問題となるのが住所や電話番号の個人情報です。
名刺を作る、ECサイトを運営する際に個人情報を開示する必要があり、防犯対策やセキュリティの面で不安があります。
今回は、SOHOで開業する場合やECサイトを運営する際に便利な3つのサービスをまとめました。
SOHOの定義
まず、当サイトにおけるSOHOの定義ですが、SOHOはSmall Office/Home Officeの略となっており、「小さなオフィス」という意味も含まれています。
この記事をはじめに、ヨイナイイナではSOHOを「Home Office(在宅ワーカー)」と定義いたします。
SOHOで開業
SOHOで開業する際は、名刺に住所を入れたい場合に自宅の住所を入れることになりますので、名刺を渡す=自宅住所を公開することになります。
特に女性の場合は、自宅を公開してストーカーの被害や待ち伏せされるといった不安もあります。
また、男女問わずクレームを起こした際に、自宅に嫌がらせ行為をされる可能性もありリスクが高くなってしまいます。
ECサイトを運営
EC(ネット通販)運営をしようと考えている方はサイト上に「特定商取引法に基づく表記」というコンテンツを設けて住所、氏名、電話番号を公開する必要があります。
名前は本名、住所や電話番号も記載が必要となります。
知人などに個人情報で検索されてサイトを見られたくないという場合は、検索エンジンに表示されないように以下の対策方法があります。
- 個人情報を画像にして掲載する
- noindexメタタグを使用する
便利な3大サービス
3つのサービスをご紹介します。
バーチャルオフィス
バーチャルオフィスの住所貸しプランを契約して、その住所を名刺に記載する方法もあります。
自宅をネット上に公開したくない方にはおすすめのサービスです。バーチャルオフィスを利用することで、安心してビジネスをおこなうことができます。
郵便物も受け取ってくれますので、クライアントからの手紙や書類などのやりとり、お客様からの返品などの対応も問題ありません。
転送電話
電話番号についても同様に特定商取引法に基づく表記に電話番号も開示しなくてはなりません。
自宅の電話番号はもちろん、携帯電話もプライベート用の1台しか持っていない場合は、転送電話サービスを利用する方法もあります。
固定電話と同じ市外局番やフリーダイヤル(0120)など、事務所に拠点があるように見せることができます。
名刺やサイトに記載した時に、安心感を与えることができるサービスとなります。
また、利用する側としても自分の携帯番号を公開せずに普段使っているスマホなどで着信することができるので、携帯を複数持ち歩く必要がなく便利です。
欠点はネットが圏外の場合や電源が入っていない場合に着信することができません。ただ、留守番機能がありますので、さほど問題はないでしょう。
IP電話
IP電話で対応するという方法もあります。
IP電話は050から始まる番号となりますので、ECサイトを始める際の審査時に固定電話と同じように認識してもらえるというメリットもあります。
ネット環境がないと使うことができませんが、SOHOにWiFiを備えておけば着信や通話について支障はありません。
IP電話(050で始まる電話番号)同士の通話は無料となるのもうれしいポイントです。
こちらは転送電話も同様に、外出時にスマホの電波が圏外だったり電源が入っていないと着信できません。
なお、NTTコミュニケーションズが提供している050plusには留守電機能があり、メッセージを預かるとメールで通知してくれます。
こちらも心配はないでしょう。
参考 通話料の安いIP電話がスマホで使える!050 plus
まとめ
今回は、SOHOで開業する場合やECサイトを運営する際に便利な3つのサービスをまとめました。
これらのサービスをうまく活用することで、SOHOでのビジネスを円滑にスタートさせて安心して仕事ができる環境を整えることができます。
そして、法人を目指している方は、3大サービスを使ったビジネス運営をおこなって事務所を借りられる規模までビジネスを成長さましょう!