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J1リーグ開幕戦をさらっとプレビューしました@前編

J1リーグ開幕戦をさらっとプレビューしました@前編

2017年2月21日
Jリーグ
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サッカースタジアム

いよいよ来週末に迫ってきました、J1リーグ開幕戦。今年も明治安田生命が冠スポンサーとなりまして、明治安田生命J1リーグとして熱戦が繰り広げられます。

昨シーズンは2ステージ制でおこなわれたJ1リーグ戦ですが、今年から1ステージ制に戻りました。DAZNのスポンサー料が大きく影響していることでしょう。

今回はJ1リーグ開幕戦全9試合のうち5試合の見所をJサポになりたてのピコJリーグサポ、略して「PJSP」さん向けに移籍選手を中心とした見所をさらっとプレビューしていきます。

https://twitter.com/J_League/status/819454353220059136

横浜F・マリノス vs 浦和レッズ

2月25日(土)12:30キックオフ@日産スタジアム

モンバエツ監督3年目、変革のシーズン

F・マリノスは精神的支柱だった中村俊輔がジュビロ磐田へ移籍、今年から新たに背番号10を背負う斉藤学のプレイに注目です。

J2に降格した名古屋から扇原貴宏、柏からDF山中亮輔を完全移籍で獲得。

新外国人のFWウーゴ ヴィエイラの得点力に大きな期待がかかります。

王者へのリベンジとなる第一歩

去年、年間勝ち点1位ながらもチャンピオンシップで年間2位の鹿島アントラーズに敗れチャンピオンの座を逃した浦和レッズ。レギュレーション(ルール)に敗れたとも言われました。

レッズの注目選手は、岡山の武者修行から復帰した矢島慎也選手です。リオ五輪のコロンビア戦で挙げたゴールはまだ記憶に新しいところです。

F・マリノスから完全移籍のGK榎本哲也は、古巣相手の開幕戦に期するところがあることでしょう。

1ステージ制に戻った2017シーズン。レッズはリベンジに賭けて戦います。事実上の連覇を目指すわけですから容易くはないでしょう。開幕戦で F・マリノスを破って開幕ダッシュといきたいところです。

ベガルタ仙台 vs 北海道コンサドーレ札幌

2月25日(土)14:00キックオフ@ユアテックスタジアム仙台(ユアスタ)

渡辺ベカルタが目指すは優勝

ベガルタは2012年の2位を上回る優勝を4年目の渡辺監督と目指すシーズンとなります。

アジアカップ元日本代表GKの六反勇治がJ1に復帰した清水エスパルスへの移籍に伴って、松本へ武者修行から大型GKのシュミット ダニエルが復帰。

その他、FC東京からFW平山相太を完全移籍、柏からDF増嶋竜也、川崎からMF中野嘉大、浦和からFW石原直樹らを期限付き移籍でそれぞれ獲得。

それぞれの新戦力がどのような化学変化を起こすのか、楽しみな一戦です。

J1定着に向けての大事な緒戦

5年ぶりにJ1を戦うコンサドーレ。開幕戦の相手は東北の雄ベガルタです。コンサドーレは今までJ1の舞台でベガルタにアウェイで勝ったことがありません。

小野伸二、稲本潤一といった元日本代表がJ1の舞台に帰ってくるというところも話題のひとつですが、仙台より MFキム ミンテ、FW金園英学を完全移籍で獲得。古巣相手に恩返しゴールが期待されます。

もう一人注目すべき選手は期限付き移籍で加入した「タイのメッシ」ことMFチャナティップ。タイでは知らない人がいないほどの大物とのこと。契約上7月からの合流となります。

これまでコンサドーレは2003年にJ2に降格して以降、2度J1に昇格しましたがいずれも1年で降格しています。今年はJ1定着に向けて3度目の挑戦となるシーズンとなります。

鹿島アントラーズ vs FC東京

2月25日(土)14:00キックオフ@カシマスタジアム

昨年、鹿島アントラーズはJリーグを制してクラブW杯に開催国代表として出場、決勝まで勝ち残る大躍進を見せました。

さらに決勝ではジダン監督率いる欧州王者のレアル・マドリードを相手に前半9分に失点してしまいますが、MF柴崎岳ゴールで前半に追いつき、さらに後半に柴崎の勝ち越しゴールで世界の度肝を抜きました。

結局4-2で優勝は逃しましたが、世界2位となるの大健闘でした。

狙うはクラブ初のアジア王者

その後、2017年元旦の天皇杯決勝、先日行われたゼロックススーパーカップでも優勝を収めめ、王者ぶりを発揮しました。今シーズン、優勝候補筆頭のクラブです。

リーグ制覇はもちろん、2008年以来となるJリーグ勢のACLチャンピオンリーグでアジア王者を狙います。

新潟からMFレオ シルバ、神戸からFWペトロ ジュニオールとJリーグで実績ある外国人選手を完全移籍で獲得。

DFファン ソッコとレアルとの試合で活躍を見せたMF柴崎岳が海外へ移籍しましたが、戦力に劣りはないでしょう。

J屈指のストライカーと初戴冠を狙う

FC東京は、なんといっても川崎から完全移籍で加入したFW大久保嘉人に期待が集まります。

さらに、J2降格の名古屋から元日本代表のスピードスターFW永井謙佑が加入。大久保選手とのプレイが見られると思うとワクワクします。

しかし、FC東京のファン・サポーターが一番ワクワクしているのは、オランダ・フィテッセから帰ってきたMF太田宏介ではないでしょうか。鋭い左足からのプレースキックが彼の武器です。

海外からもう一人Jリーグに帰ってきた選手がいます。広島などでプレーしたMF高萩洋次郎です。オーストラリア、韓国でプレイした経験を東京で発揮してくれるでしょう。

契約解除から鳥栖に加入したGK権田修一と結果的に交換のようなかたちとなった、鳥栖から完全移籍で加入した長身GK林彰洋にも注目です。

2年目も引き続き指揮をとる篠田監督のもと、初戴冠を目指します。

清水エスパルス vs ヴィッセル神戸

2月25日(土)14:00キックオフ@IAIスタジアム日本平(アイスタ)

J2を席巻した攻撃力で再びJ1に挑む

初めてのJ2を昇格請負人・小林監督が指揮をとった2016シーズン。優勝こそ逃すも自動昇格の2位で1年で昇格を果たしJ1の舞台に戻ってきました。

FW大前元紀が大宮アルディージャへ完全移籍するも、J2得点王となる26ゴールを挙げたMF鄭大世(チョン テセ)は健在で攻撃の軸となっています。

さらにサンフレッチェ広島から期限付き移籍で獲得したMF野津田岳人をはじめに、MF白崎凌兵、清水ユース生え抜きのFW北川航也といった著しい若手の台頭でスピーディーな攻守を見せるでしょう。

昨シーズン20試合ゴールマウスを守った、GK杉山力裕がアビスパ福岡へ完全移籍となりましたが、ベガルタ仙台より元日本代表のGK六反勇治が完全移籍で加入したことで、守護神争いも激化します。

対戦相手となるヴィッセル神戸から期限付き移籍満了で復帰した、DF村松大輔も注目です。

戦略家の指揮官と初のタイトルを狙う

ネルシーニョ体制2年目の昨シーズンはクラブ過去最高の7位でフィニッシュ。今期はサポーターも待ちわびる念願の初タイトルを狙います。

新戦力で一番の目玉となったのは、ポルトガルのスポルティングから古巣の柏に期限付き移籍中だったFW田中順也を完全移籍で獲得。柏時代の恩師、ネルシーニョ監督からのラブコールに答える形となりました。

さらに、同じ関西のクラブのガンバ大阪からMF大森晃太郎、ベガルタ仙台よりDF渡部博文、FC東京よりMF高橋秀人をそれぞれ完全移籍で獲得、実績ある選手たちを揃えて万全な体制が整いました。

昇格組相手に勝ち点3を失うことは許されない。力を見せつけたい一戦となります。

サンフレッチェ広島 vs アルビレックス新潟

2月25日(土)14:00キックオフ@エディオンスタジアム広島(Eスタ)

クラブ25周年・森保監督と4度目の栄冠を

昨年リーグ連覇を目指しましたが、2シーズンともに優勝することができず6位でシーズンを終えました。クラブ史上最長となる6年目を迎える森保一監督と4度目の優勝を目指します。

クラブの顔とも言える、MF森崎浩司の引退、FW佐藤寿人がJ2名古屋へ完全移籍でクラブを去りました。さらにFWピーター ウタカも退団となり攻撃陣は一新されることになりました。

攻撃陣の顔となるのが、柏からカナダのホワイトキャッスルへ移籍していたFW工藤壮人です。

さらにヴァンフォーレ甲府からMF稲垣祥、ブラジル人のMFフェリペ シウバを完全移籍で補強、新戦力と共に25周年のメモリアルイヤーを戦い抜きます。

新指揮官は新戦力で獲れるタイトルは狙う

2016年リーグ最終戦に首の皮1枚でつながるJ1残留をつかんだアルビレックス新潟。

ひとつでも上の順位を目指したい新潟の今シーズンの指揮官にJ3長野パウセウロから三浦文丈監督を招聘しました。三浦監督は新潟でコーチを務めていたことがあり、3年ぶりの復帰ということになります。

鹿島にMFレオ シルバを、浦和にFWラファエル シルバの「Wシルバ」を放出しましたが、MFジャン パトリック、MFチアゴ ガリャルド、FWホニのブラジルトリオを完全移籍で獲得。

新監督と共に新外国人がチームに加わります。

他に、水戸ホーリーホックよりMFロメロ フランク、DFソン ジュフンが復帰と外国籍選手層の厚さを見せています。

新加入の日本人選手で注目する選手はこちらです!

  • DF堀米悠斗(→札幌@完全)
    札幌ユース出身のレフティー
  • DF矢野貴章(→名古屋@完全)
    3度目の新潟入団
  • DF富澤清太郎(→千葉@完全)
    5クラブ目となるベテラン
  • DF酒井高聖(→福島@復帰)
    兄弟揃って新潟復帰 高聖は四男
  • MF酒井宣福(→岡山@復帰)
    酒井家の三男 次男は日本代表のMF酒井高徳

他9名、合計19名が加入しました新生新潟の大躍進が期待されます。

テレビ中継

今シーズンよりインターネット配信サービスDAZNで全試合中継がありますが、テレビ中継も予定されています。

  • 横浜FMー浦和(テレビ神奈川、テレ玉)
  • 仙台ー札幌(NHK仙台、NHK札幌)
  • 鹿島ー東京(NHK総合)
  • 清水ー神戸(BS1、テレビ静岡)
  • 広島ー新潟(NHK広島、NHK新潟)

まとめ

今回はJ1リーグ開幕戦のうち、5試合のプレビューを書きました。

私はテレビとDAZNで観戦しますが、スタジアムへ足を運んで応援する方は思いっきり楽しんできてくださいね。

次回は残りの4試合のプレビューを書きます。