私、実は東京マラソンに2015、2016と一般枠で2年連続で走っています。
東京マラソンは年々人気となっており市民ランナーの一般枠は第7回の2013年から倍率10倍を超えており抽選に当選しないと走ることができません。
私は2015年に初めてエントリーをして10.7倍の倍率で当選して見事に東京マラソンデビューを果たすことができました。
今回は、現在2年連続で都庁前から出走を果たしたワタクシ大城あしか(@417ena)が初参加ランナーさんにこれだけは伝えておきたい3つの心得について書きます。
大城あしかの東京マラソン結果
3つの心得をお伝えする前に、私の東京マラソンの結果について記しておきます。いや、興味ないからとか言わないで!
東京マラソン2015
東京マラソンを初めて走った2015年、フルマラソンは11月につくばマラソンを走ったので、2度目のレースとなりました。
初マラソンは完走したのですが、制限時間内にゴールできずに記録なしというなんとも残念な内容でしたので、東京マラソンの目標は完走&初めての記録を残すということで挑みました。
結果は…制限時間内に完走しました!タイムはお恥ずかしいのですが、こんな感じです。
初めてマラソンを走った時もそうでしたが、帰宅する際の駅の階段を上り下りするのがとてもツラかったです。記念メダルとフィニッシャータオルがもらえて良い記念になりました!
東京マラソン2016
3度目のフルマラソンとなりました。まさか2年連続で抽選に当選すると思いませんでした。去年はフリーランスになったばかりで、まったくランニングができていない状態で当日を迎えました。
その結果は…
30.0km地点、浅草橋交差点の関門で時間制限のためリタイア。
いやあ、悔しかったですよ。完全に練習不足でしたけどね。
でも、練習不足の他に完走できなかった理由となる反省点があるんです!負け惜しみとも言えますが、初めて東京マラソンを走るランナーさんに伝えたい3つの心得につながっているんです。
初めてランナーさんに伝えたい3つの心得
それでは、お待たせしました。3つの心得をお伝えします!
レース前にトイレはすませるべし
2015年の東京マラソンで、私はレース中に3km地点と17km地点の2回トイレへ行ったのですが、それぞれ10分以上のタイムロスとなっていて合計20分のロスです。
東京マラソンは35,000人を超えるランナーが走る大会です。初めて参加するランナーさん、特に初フルマラソンのランナーさんだと後ろの方のブロックでスタートすることになるでしょう。
その場合は号砲が鳴ってからスタートラインを切るまでに20分以上かかってしまいます。完走するためのペース配分は関門の制限時間に20分経過した時間で考えなくてはなりません。
出走前にトイレに行けない!
私はKブロックからのスタートとなっていました。待機地点は自分の前後に人がたくさんいますので、一度離れるとおそらく同じ場所には戻ってこれなくなります。これが結構ネックなのです。
せっかく早い時間に並んでブロックの中で前の方を確保していたりすると、ブロックの最後尾へ並びたくないのでトイレに行きたくなっても行けないのです。
その結果、トイレを我慢したままスタートをすることになり、私は3km地点の早い段階で一度トイレに行くことになりました。
写真は2016年の待機地点の様子です。ちなみに2016年もKブロックからのスタートでした。
反省を活かせなかった2016年
練習不足を棚に上げて、去年のタイムより速くゴールすることを目標にしていましたので、レース中トイレはできるだけ1回にしておくとタイムロスも10分に抑えられるなと考えました。
スタート前の待機地点で一度トイレに行っておこうと思っていましたが、トイレを見つけることができず、結局行くことができなかった私は、小賢しいことを思いつきました。
スタートラインを切ってから、記録タイムが計測されるので号砲が鳴ってからスタートラインを越える前にトイレに行けばいいんじゃないのだろうか!?
我ながら良いアイデアだとニヤニヤしていたことでしょう(気持ち悪い)。
その期待は脆くも崩れ去る
号砲が鳴って、周りのランナーと一緒に小走りしながらスタートラインへ向かいました。その途中でトイレを見つけたので寄り道です。
しかし、スタート前にもかかわらず、長蛇の列になっているじゃないか!!
そうはいってもスタートする前なので、関門の制限時間さえ気を付けていればここでのタイムロスは計算のうちだぜ!と余裕をかまして順番を待っていると…ボランティアの係員さんの声が聞こえてきました。
まさかの出走前リタイア!?
「まもなくスタートを締め切ります!出走できなくなりますので急いでください!」
はい!?なんですと!?
そうです。スタートにも締め切りがあったのです。いま考えてみると当然ですが、出走できなかったら元も子もありません。トイレに行きたい気持ちを振り切って猛ダッシュしてスタートを切りました。
結局ガマンにガマンを重ねて9km地点、皇居が近い竹橋駅付近のトイレへ寄ることになりました。ここでは7分のロスでした。
しかし、スタート前のタイムロスもあり、私は自分のペースを完全に見失った走りをしてしまいます。
この時点でヒザは痛いし、その日の天候(スタート時点で11.7℃)にも影響を受けて体力は奪われており、完走は厳しいかもしれないと感じていました。
天候と服装にも要注意
2015年は10時時点で4.6℃でしたので、2015年の出走前は雨もパラついていましたし寒くて早く走りたい!といった感じでした。
2016年はとても天気が良くて出走前はちょうどいい気温でしたが、お昼には暑さにやられてバテてしまいました。
長袖はまくった状態、手袋は脱ぎたくても邪魔になってしまうのでそのまま走りました。結果、ヒザの痛みと暑さに負けて時間制限の関門を越えられずにリタイアとなりました。
寒さ対策はこれでバッチリ
東京マラソンは荷物を預けてから出走までに時間がありますので、半袖で待機するのは忍びないです。とはいえ厚着をしてしまうと走っている時に暑くなってしまい上着などは邪魔になってしまいます。
応援してくれる友達や家族などがいる場合は、途中の沿道で上着などを渡しても良いでしょう。
オススメは安物レインコート
私のオススメは、100円ショップなどで売っているレインコートを羽織っておいて、暑くなったら途中の給水所のゴミ箱に捨てるという方法です。
実際2015年は小雨が降っていることもあり、多くのランナーがレインコートを羽織っていました。
途中コース上にレインコートを捨てている人もいたのですが、他のランナーが足に絡まって転んでしまう恐れがありますし、なによりも街を汚すことになりますので絶対にやめましょう。
ムリはしない
もうこれは当然のことですが、くれぐれも無理はしないでください。
完走できなくたっていいんです。タイムが縮まなくたって良いんです。せっかくの休日に憧れの東京マラソンを走っているということを楽しんでください。
もうキツい!って思いながら走っていると、沿道から応援者さんたちからの声が聞こえてきます。
応援の声が走るパワーに!
「いいなー走りたかったなーガンバって!」とか「オレの分まで楽しんでね!」とか「あと○○kmで東京マラソン終わっちゃうよ!笑顔で走ろう」とかいろんなふうに励ましてもらえます。
走っている時は、こっちはキツいのになんだよ!って思わないでもないですが、辛そうな顔して走るよりも笑顔で走った方が楽しいし足が前に進みます。
だからと言ってムリはしないでくださいね。リタイヤする、足を止めて歩くことも勇気です。
今年からコースが変わります
今年からレースのコースが変わって、今までの東京ビッグサイトのゴールから東京駅付近がゴール地点となりました。
私は今年の抽選申し込みをしなかったので参加できませんが、初めて走るランナーさんはぜひ楽しみながら東京の街を駆け抜けてください!
まとめ
以上、2015、2016年と2年連続で東京マラソンを走った経験から初めて走るランナーさんに伝えたい3つの心得について書きました。
この記事を書いていたら、来年は新しいコースになった東京マラソンを走ってみたくなりました。そのためにはまたランニングを始めなくてはいけませんね。
誰か一緒に走りませんか?
おまけ
参加賞(?)一式に入っていたランチパック。完走してないけどおいしくいただきました!