4月10日に、DAZNとWWEが契約締結を発表、RAWとSMACKDOWNをライブ放映することが決定しました。
今回は、DAZNで観ることができるようになったWWEについてまとめました。
目次
DAZNとWWEが契約締結
WWE® の看板番組『RAW® 』『SMACKDOWN®』を4月11日より放映決定!
中邑真輔の新たな挑戦もDAZNで。 詳細⏩https://t.co/yPUXosjc86
© 2017 WWE, Inc. All Rights Reserved. #DAZN #wwe_jp pic.twitter.com/EYUWErUeBT— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 10, 2017
4月10日にDAZNとWWEが複数年契約を結んだというリリースがありました。
初回は翌日11日、RAWの3時間番組、SMACKDOWNの2時間番組を日本語実況付きで配信されました。
こちらの2番組は現在、見逃し配信で視聴することができます。
WWEとは
WWEは、世界でもっとも人気のあるプロレス団体です。
日本のプロレスとは一線を画しており、ドラマ仕立てのストーリー展開が観客を魅きつけるスポーツ・エンターテイメントとなっています。
レスラーにはそれぞれ独特なキャラクター設定がされており、人間模様が織りなすさまは海外ドラマを観ているような感覚で楽しむことができます。
プロレスにあまり詳しくない人でも、ハマってしまう要素がそこにあります。
https://www.wwe.co.jp/aboutTVマッチ
WWEにはTVマッチと呼ばれる興行があります。その2枚看板が今回DAZNでライブ配信されることになった「RAW」と「SMACKDOWN」です。
RAW®
RAW(ロウ)は、毎週放送されているテレビ番組シリーズのひとつで、唯一生放送という形をとっています。
試合内容よりもストーリーを重視していますので、ドラマのように観戦する楽しみ方ができます。
SMACKDOWN®
SMACKDOWN(スマックダウン)も毎週放送されているテレビ番組シリーズとなります。
こちらは、RAWと比べるとストーリーよりも試合内容を重視していますので、純粋にプロレスの試合を楽しみたいファン向けとなります。
生放送のRAWと違いは、収録放送となるため番組として編集された演出が施されているところです。
時にRAWと交錯してストーリーが展開されますので、ファンは両方の番組をチェックしています。
【DAZN】RAW®は毎週火曜日朝9時、SMACKDOWN®は毎週水曜日朝9時に現地放送と同時配信!WM33の興奮冷めやらぬ #RAWafterMania も見逃し配信中!https://t.co/ZLX49Mxq4Eからライブ&オンデマンドでWWEを楽しもう! #wwe_jp pic.twitter.com/lPtP1PDCGG
— WWE Japan (@WWEJapan) April 12, 2017
WWEで戦う日本人レスラー
アメリカが主戦場となるWWEですが、日本人レスラーも所属しています。
いま、いちばん注目を集めている日本人レスラーは新日本プロレスから移籍をしました、中邑真輔選手です。
中邑真輔(SHINSUKE NAKAMURA)
2002年に新日本プロレスでプロレスデビューすると、翌年2003年12月にデビュー最速、史上最年少となるIWGPヘビー級チャンピオンに君臨。
天才の片鱗をヤングライオン(新人)時代から結果を出すことでファンのみならず、他のレスラーにも見せつけることになります。
https://www.facebook.com/wwejapan/photos/a.276280975785450.67008.159897937423755/1305134602900077/?type=3#Ichiro is my idol. Meet Shinsuke Nakamura, the Ichiro of the WWE https://t.co/pjbwbydRJI
— Shinsuke Nakamura (@ShinsukeN) April 1, 2017
数々の実績を引っさげて2016年にWWEへ移籍。
2軍クラスのNXTでの戦いの中で、チャンピオンベルトを奪取。その後、王座から陥落してしまいますが、2016年日本公演では凱旋試合でNXT王座再奪取を果たします。
1年間NXTでのリングで実績を残して中邑選手は、遂に1軍クラスとなるSMACKDOWNに昇格を果たすのです。
そのSMACKDOWN初登場の模様が、先日11日にDAZNで配信されました。
新日本プロレス時代からのファン待望のSMACKDOWN参戦となりました。これで中邑真輔の戦いをテレビで観ることができるようなりましたよ!
今後のWWEリングでの活躍に期待がかかります。
若葉号 WWEレッスルマニア決算詳報号 2017年 5/20 号 [雑誌]: 週刊プロレス 別冊
TAJIRI
1994年に日本のインディー団体でプロレスラーデビュー。
その後、大日本プロレスに入団、新日本プロレスのリングにも上がり大谷晋二郎選手との戦いで名をあげます。
2001年にWWEへ電撃移籍をすると、英語圏にもかかわらず日本語でやり取りすると言うギミックがウケます。
2002年にSMACKDOWNのリングに上がり、ベビーフェイスとして5年間WWEで活躍します。
そのTAJIRIが、2017年12年ぶりにWWEのリングに戻ってきました!戦いの舞台はWWE 205 Liveとなります。
追記 2017/7/14
2017年1月、WWEに復帰することを発表。しかし、4月23日、自身のツイッターで1月にヒザを痛めた後、試合への出場許可が下りなかったことを理由にWWEを退団することを発表。
引用元:Wikipedia
①数日経ちましたが、なかなか公表されないようなのであえて自分から…1月に負った膝の怪我、実際もう全然問題なく大丈夫なのですが、WWEのドクターもOKを出しつつも「リスキーではある」と。ま、長年プロレスをやってきたレスラーのボディパーツって、誰でもそれが当然ではあるのですが。
— TAJIRI (@TajiriBuzzsaw) April 23, 2017
②で、会社としては、46歳というオレの年齢も考慮し「もうWWEでは試合はさせられない」と。しばらくしたらOKでるかな?と、NXTのコーチをやりつつ待ってみたのですが、やはりどうしてもダメである、と。そういうワケで、日本へ帰ります。
— TAJIRI (@TajiriBuzzsaw) April 23, 2017
③ほんの4か月とはいえ再びWWEに戻れて、もう悔いなし。ちょうど1年前のいま頃から最後にもう一度やってみたいなと挑み、実現させた、オレのアメリカにかけた最後の青春がいま終わった。復帰実現に動いてくれたHHHとリーガル師匠に感謝。さようなら、そしてありがとう。WWEよ、アメリカよ。
— TAJIRI (@TajiriBuzzsaw) April 23, 2017
退団後は全日本プロレスに参戦しています。
先日の全日本プロレスでの会見の模様がアップされていました。WWEでのこととか今後のこととか、オイラまあ色々とよく喋っておるなあ。https://t.co/LehxOBzLVA
— TAJIRI (@TajiriBuzzsaw) May 31, 2017
戸澤陽(AKIRA TOZAWA)
2005年にDRAGON GATEでプロレスデビュー。アメリカへの武者修行を経て2016年9月にDRAGON GATEを退団して、WWEへ移籍。
2017年1月にTAJIRIと同様にWWE 205 Liveのリングで試合をしています。
https://twitter.com/TozawaAkira/status/842218737847685120
NXTで戦う日本人レスラー
WWEのファーム(2軍)団体のNXTで戦う日本人レスラーをご紹介します。WWEのマットに上がる日が来ることが期待されます。
伊丹英雄(HIDEO ITAMI)
2000年に全日本プロレス(@alljapan_pw)で本名の小林健太でプロレスデビュー。
デビュー直後に、当時の全日本プロレス社長でエースレスラーだった三沢光晴が立ち上げたNOAH(@noah_ghc)の旗揚げに伴い移籍。
元レスラーの小橋建太(@FortuneKK_0327)さんの付き人になります。
その後、2002年にリングネームをKENTAに改め、GHCジュニアヘビー級タッグ、GHCジュニアヘビー王座の座に就きます。
その後は、ヘビー級に転向しGHCヘビー級チャンピオンの座にも就きます。2014年4月にNOAHを退団。WWEへ移籍となりました。
WWEの下部団体NXTでのデビュー戦に勝利、順風満帆かと思われたが、2015年5月に肩を負傷し長期離脱。
2016年6月に復帰するも、12月のNXT日本公演は残念ながら欠場しサイン会が行われました。2017年4月現在は復帰して試合をおこなっています。
Thank you #nxtftpierce pic.twitter.com/omuDOKziGO
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) April 8, 2017
明日華(ASUKA)
2003年に華名のリングネームでプロレスデビュー。
2006年に体調不良で一度引退。プロレスラーになる前の職業であったデザイナーとしての仕事を始めます。
デザインオフィス華名を立ち上げて、ライター業もおこなっていました。
2007年にレスラーとして再デビュー。2009年には株式会社オフィス華名の代表取締役となるとオーナーとしてヘアサロンを開業します。
プロレスラーと社長の二足のわらじをこなしながら、JWP認定無差別級王座などのベルトを巻きます。
2015年7月にプロレスの活動を無期限停止と発表。しかし、9月にWWEにASUKAとして電撃移籍を果たします。
その後、10月に初リングを勝利で飾り、2016年4月に無敗・連勝、最短記録で日本人初のNXT女子王座を獲得しました。
2016年12月3日のNXT日本公演では、地元大阪へ凱旋試合で王座防衛戦をおこない、見事に勝利しました。
@WWEAsuka received a hero's welcome in her hometown at #NXTOsaka! pic.twitter.com/TxDHD5nY13
— WWE (@WWE) December 3, 2016
WWE日本公演2017
今年もWWEが日本公演が6月30日(土)と7月1日(日)の2日間、両国国技館でおこなわれます。
中邑真輔選手の凱旋が予想されます!チケットは本日から発売になっていますので、詳しくは特設サイトをチェックしてください。
https://www.wwe.co.jp/wwelive/index私も2013年に一度WWEの日本公演を観戦しに行きました。ナレーションやレスラーたちはもちろん英語でのやりとりを繰り広げます。
迫力ある試合と本場WWEのノリを体感できたことがとても良い経験で楽しかったのですが、英語をもっと勉強しておけばよかった。
と、痛切に感じた日となりました。
まとめ
DAZNとWWEのRAWとSMACKDOWNを観戦することができるようになりました。
すでにDAZNに加入している人はもちろん、WWEが観たいのでDAZNへの加入する人もいるでしょう。
スーパースターたちの試合が、お手頃価格のDAZNで観られるとはうれしいニュースとなりました。
中邑真輔選手をはじめとした日本人レスラーが戦う姿を観られる日が楽しみですね。
おまけ
追記 2017/4/16
第45代アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプ大統領が、過去にWWEに出演してRAWを買収したというエピソードがあります。
https://www.wwe.co.jp/superstar/172.html大統領に立候補した際にプロレスっぽい演説だなと思っていたのですが、このような経歴があったのです(当時、WWEを観ていなかったので知らなかった)。
WWEから未来の大統領が誕生したなんて、エンターテイメントの枠を超えています!